覚せい剤取締法違反、関税法違反 昭和58年9月29日
事件番号
昭和57(あ)1153
事件名
覚せい剤取締法違反、関税法違反
裁判年月日
昭和58年9月29日
法廷名
最高裁判所第一小法廷
裁判種別
判決
結果
棄却
判例集等巻・号・頁
刑集 第37巻7号1110頁
原審裁判所名
大阪高等裁判所
原審事件番号
原審裁判年月日
昭和58年6月25日
判示事項
一 覚せい剤取締法一三条、四一条の輸入罪の既遂時期 二 覚せい剤取締法一三条、四一条の輸入罪と関税法一一一条の無許可輸入罪との罪数関係
裁判要旨
一 保税地域、税関空港等外国貨物に対する税関の実力的管理支配が及んでいる地域に、外国から船舶又は航空機により覚せい剤を持ち込む場合、覚せい罪取締法一三条、四一条の輸入罪は、覚せい剤を船舶から保税地域に陸揚げし、あるいは税関空港に着陸した航空機から覚せい剤を取りおろすことによつて既遂に達する。 二 保税地域、税関空港等外国貨物に対する税関の実力的管理支配が及んでいる地域に、外国から船舶又は航空機により覚せい剤を持ち込み、これを携帯していわゆる通関線を突破し又は突破しようとした場合に成立する覚せい剤取締法一三条、四一条の輸入罪と関税法一一一条の無許可輸入罪とは、刑法五四条一項前段の観念的競合の関係にある。
参照法条
刑法45条,刑法54条1項,覚せい剤取締法13条,覚せい剤取締法41条,関税法111条